”肺炎予防”で健康を守る!大切なこと4つ
”肺炎”と聞いて、
どんなイメージをお持ちでしょうか?
もしかして、
風邪をこじらせただけ…というイメージをお持ちかもしれません。
咳き込むことから風邪のようにも思えますが、
命に関わる危険性の高いものです。
65歳以上高齢者の約9割の方に
肺炎リスクがあると言われています。
その肺炎リスクについて、
お口とかなり深い関係がある、ということをご存知ですか?
お口の中にはたくさんの細菌がいて、
食事の際に一緒にその細菌が身体に入り込み、
血液から肺に巡って肺炎を起こします。
それが
「誤嚥性肺炎」
飲み込むチカラが弱くなって、
飲み込んだものが食道ではなく肺に入ってしまうと、
悪さをする細菌が肺で爆発的に増え、
肺炎を引き起こします。
飲み込むチカラが弱くなるのは
40代~50代あたりから徐々に増えていきます。
早い人は30代から
飲み込むチカラの低下が始まる場合もあります。
肺炎を引き起こさないためにできること
「誤嚥性肺炎」を引き起こさないために
私たちができることは、
○唾液の分泌を増やす
→唾液腺マッサージ
○口呼吸をやめる
→お口内の乾燥を防ぐ
○定期的なお口のメンテナンス
→歯周病の進行を防ぐ
○痛む歯を放置しない
→きちんと虫歯治療を受ける
しっかり噛み、飲み込むチカラを維持するために
私たちが行動すぐ行動を起こせることです。
特に、
「定期的なお口のメンテナンス」
を忘れがちな人が多いといわれている日本。
先進国の中でもお口メンテナンスの意識が低いと
海外からも指摘されていますが、
歯科受診率の低さと肺炎による日本人の死亡率の高さは
無関係ではないと言えるでしょう。
肺炎予防のまとめ
肺炎予防は、
健康なお口環境の維持
これに尽きます。
そして、自分でできるお口環境の維持には限界があります。
どんなに丁寧に磨いているつもりであっても、
いつの間にかお口内の炎症が進み、
肺炎が進行してしまっていたということは、十分起こり得ることです。
肺炎という病気にならないために、
定期的なお口メンテナンスで生涯、元気に過ごすためにできることを、
ご自身でしっかり意識していきましょう。