コロナワクチンと歯科医療について
感染第5波がようやく落ち着きつつあり、
日常生活に少しずつ安心感が生まれつつあります。
とはいっても
油断禁物である日々に変わりありません。
マスク、手洗い、消毒、3蜜を避ける生活を中断することなく一人一人の心がけを守っていきたいものです。
さて、最近は患者様からのご質問として
「当日ワクチンを打った後に歯科治療できますか?」
というお尋ねがあります。
![コロナワクチン](https://ichinose-dc.com/wp-content/uploads/2021/10/16339176712720-300x225.jpg)
コロナワクチン接種予定の同日に歯科治療を受けてもいいか?
結論からお伝えしますと、
当日ワクチン接種予定であるのならば、同日に歯科治療を受けられることはお勧めしません。
なぜならば副反応が身体に出た場合に、
副反応(炎症反応)が歯科治療からきているのか、
コロナワクチンからきているのか判断がつかないからです。
因果関係がわからないので対処が困難になりかねません。
よってコロナワクチン接種予定日は治療予約を控えられた方が望ましいです。
コロナワクチン接種前後に受ける歯科治療について
では、コロナワクチン接種当日を避けるとして、その前後は大丈夫なのか?
という疑問があるかもしれません。
まず、前提としまして
コロナワクチン接種日はできるだけ体調の安定した日に受けることが望ましく、
ワクチン接種日前後は心身に負担のない状態で過ごすことが大切です。
接種日前に歯科治療で仮に抜歯などした後は抜歯後の鈍痛が続き、体調が不安定になることも考えられます。
また、接種後は人により副反応の強さがさまざまで接種後数日経ってから発熱される方もいらっしゃいます。
以上のことから、
コロナワクチン接種前後1週間は歯科治療の予約は控えた方が良いでしょう。
コロナワクチン接種予定でも問題のない口腔ケアについて
お口の定期メンテナンスはお口内のお掃除(クリーニング)に止まりますので
ワクチン接種前・当日・後でも問題ありません。
虫歯や歯周病予防の観点と歯の寿命をできる限り伸ばす観点からも、お口の定期メンテナンスはぜひ継続をお勧めします。
もし、歯科治療を受けたいのだけれど何となく不安だな…と感じていて
ワクチン接種日が前もってわかられている方は、どうぞ事前にお申し出ください。
患者様にとって心身にご負担のない形での歯科治療計画等、しっかりご相談させていただきます。