歯ブラシだけではない、お口の効果的なケアの方法について

前回、歯ブラシの選び方についてお伝えしましたが、さらに効果的なお口のケア方法についてお伝えしたいと思います。また、歯ブラシの交換タイミング、歯磨き粉はどういったものが良いのか合わせてお話します。

歯ブラシと歯間ブラシのダブル使用でしっかり予防!

歯磨きグッズ

皆さんは毎日、食後に歯ブラシで歯磨きを頑張っておられるかと思います。歯ブラシの使い方は、小刻みに歯と歯茎の間を丁寧に磨くことをお伝えしました。

しかし、歯ブラシだけではどうしてもばい菌(プラーク)が落とせない場所があります。

それは歯間です。

歯と隣り合う歯は、その隙間に歯ブラシの毛先を通すことは物理的にどうしても困難です。

ですがこういったところにプラークが溜まりやすいのも事実。出来るだけ除去しないと虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。

そういう時に活躍するのが「歯間ブラシ」です。

歯間ブラシはヘッドに細いブラシがついていて、歯と歯の隙間をスムーズに通り、プラークをしっかり除去することができます。

歯間ブラシには大きいものから小さいものまで色々なサイズがあります。大きすぎると歯の表面や歯肉を傷つけますし、小さすぎると効果が得られません。

また、歯間ブラシには様々な種類のものがあります。ぜひご自分に合った歯間ブラシをお使いいただければと思います。適切なサイズや種類については、歯科医師や歯科衛生士にご相談ください。

 

さらに「フロス」もオススメです。フロスは特殊な糸でできており、歯と歯の隙間の汚れを隅々まできれい除去することが可能です。

フロスの使い方は慣れないと少し難しいかもしれません。使用方法については歯科医院にてどうぞお気軽にお尋ねください。

 

歯ブラシの交換タイミングはいつがベスト?

歯ブラシの毛

歯ブラシの交換タイミングとしては、およそ1〜2ヶ月が目安です。

よく言われる「毛先が開いてから交換」は、実は正確ではありません。歯ブラシは毛先が開く状態になるより少し前に、毛に弾性やコシがなくなり、しなった毛の状態になっています。この状態で歯ブラシを使っても、プラークをきちんと落とすことはできません。

例えば月始めに新しい歯ブラシを買う、と決めていれば古い歯ブラシを気付かず使い続けることはないと思いますので、定期的に交換を心がけるようにしましょう。

 

歯磨き粉はフッ素入りがおすすめ

歯磨き粉は本当に多くの種類が販売されています。歯ぐきに優しい、白い歯になる、歯周病を防ぐ、などなど。

多くの方におすすめできる一般的な歯磨き剤としては、「フッ素入り歯磨き粉」がベストです。

フッ素は虫歯・歯周病予防に効果が得られることは科学的に証明されています。小さなお子さんから使えるものもあります。

 

お口の効果的なケア方法まとめ

以上、効果的なお口のケア方法と歯ブラシ交換タイミング、おすすめ歯磨き粉についてお伝えしました。自宅でできる最も効果的なケアは、歯ブラシと歯間ブラシ、フロス等を使った清掃です。

毎日の習慣に取り入れることができれば、口腔環境のコンロトールは素晴らしいものになると確信しています。