噛み合わせが原因?体の不調は歯からくることも

肩こりの男性

体の具合が良くないのに、病院に行っても原因がはっきりしない、薬を飲んでも一向に良くならない、ということはありませんか?

もしかしたら、それは噛み合わせからくる体の不調かもしれません。

歯と体の関係は、深いつながりがあります。お口の問題が、体に悪影響を及ぼしていることがあるのです。

そこで、噛み合わせからくる体の不調について詳しくお話したいと思います。

 

噛み合わせと体の深いつながりについて

体のバランスというものは絶妙な均衡を保つことで維持されています。

この均衡の一部が崩れると、頭痛がしたり、めまい、肩こり、疲れやすい、手足がむくむ、耳鳴り、目が疲れる、やる気が出ないなどの症状に悩まされ、内科や耳鼻科などを受診しても問題なしと言われることもあるでしょう。

症状はあるけど、診断がつかない…そういった場合は原因不明ということで、心の問題として「心身症」の診断をされることもあるかもしれません。

しかし、投薬で改善しなかったとしたら患者さんはどうすれば良いのか?

不定愁訴の患者さんをみて私が思うのは、すべての方とは言いませんが、問題はお口にあったということがあります。

例えばブリッジが外れたままになっている、歯が抜けたまま放置している、合わない入れ歯を使い続けている、噛み合わせが悪いのに我慢している、など、お口の問題を大したことはないと捉えて放置してしまっているのです。

噛み合わせの歪みは自律神経や免疫系に影響があり、心にも大きな影を落とします。

もし、診断名のつかない症状に悩まされているとしたら、それは噛み合わせに起因しているかもしれません。お口の問題に向き合うことで症状がすっかり改善された患者さんもいらっしゃいます。

お口はお口だけの問題ではなく、心身のバランスに大きな影響力があるのです。

 

噛み合わせセルフチェック

噛み合わせチェック

では、ご自身でできる噛み合わせセルフチェックをしてみましょう。

 

・歯が痛い
・歯が抜けたまま放置している
・歯並びが悪いほうだ
・歯と歯の隙間が大きいと思う
・片側噛みをする
・入れ歯である
・口臭がある
・歯茎から血が出る
・歯ぎしりをしている
・歯を食いしばることがある
・歯の治療をした
・八重歯がある
・親知らずがある
・歯列矯正をしたことがある
・アゴがなんとなく痛む
・食事の際食べ物をこぼす

いかがでしょうか。
該当する項目が多ければ多いほど、噛み合わせに問題があると考えられます。

 

良い噛み合わせを目指すためにできること

虫歯があれば治療を行い、歯茎からの出血がある場合は歯周病の疑いがありますから歯周治療を行います。歯が1本ない場合でも心身のバランスに大きな影響があります。たかが1本と思わず人工歯を入れましょう。

入れ歯の我慢は厳禁です!

入れ歯の患者さんは噛み合わせに問題がある方が多く見受けられます。合わない入れ歯を長年使い続けている方ほど、心の面で長いサポートが必要となる場合があります。

入れ歯を諦めずに、ぜひ噛み合わせ専門医をお尋ねになってください。

当院は長年にわたり専門的な入れ歯治療を行ってきました。何千人という臨床経験があるからこそ培われてきた技術があります。ぜひお気軽にご相談ください。