予防歯科の役割
もし、歯科医院に行くことが怖くて辛いことだとしたら、それはとてももったいないことです。
以前にとても痛い思いをされたり、満足いく治療ではなかったなど原因はいろいろ考えられますが、
現代の歯科医院は、歯や歯ぐきや入れ歯が痛いときだけ行く場所ではありません。
自分の歯をできるだけ長く残すため、お口の中をしっかりと点検し、プロの技と専門の機械でお口を隅々まできれいに掃除します。
その結果、おいしい食事ができ、笑顔がこぼれる、それが「予防歯科」の役割です。
1年に1回、虫歯で痛い思いをしながら数日から数週間、歯科医院に通って治療をするより、数か月に1回、歯科医院で”予防”をしてきれいな歯になるほうがとても素敵ですよね。
メンテナンスしてきれいな状態のお口を維持し続ければ、年をとっても歯を失うことなく自分の歯でしっかり噛むことができます。よく噛めるということは、免疫力アップやがん予防、認知症予防にもつながります。虫歯になる前に対策を打つ、歯周病が悪化する前に対策を打つという認識で、より積極的に利用されてはいかがでしょうか。
1年に4回の定期健診
歯や歯ぐきに痛みなどの問題がなくても、少なくとも年に4回の定期検診をおすすめします。
定期健診を受けることで、神経まで到達していない小さな虫歯を発見したり、歯ブラシでは磨きにくい場所に溜まっている歯石を早めに除去することができるからです。
早期発見・早期治療は歯を長持ちさせるためには欠かせません。
年間を通した歯の定期検診ご予定を積極的に立ててみてはいかがでしょう。
特別な予防「PMTC」
健康で白い歯をずっと維持したいという方におすすめの予防法は、PMTC(professional mechanical tooth cleaning)という、専門家による機械を使った歯面清掃です。
口腔ケアの専門家である歯科衛生士が特別な機械を使用し、歯に付着したプラーク(歯垢)やステイン(着色汚れ)を徹底的に除去し、きれいにします。
歯が汚れやすい方などは、PMTCを受けるだけで本当に白く美しくなるのでおすすめです。
PMTCの費用は、保険適用ではありませんので、大体1時間5,000円程度です。
お口の中がとてもさっぱりして気持ち良いですよ。